【コーポレートブランディング】の成功事例をご紹介!

多様な商品やサービスがあふれている現代市場において、他社との差別化を図るには「コーポレートブランディング」が重要な戦略の一つといえます。

しかし、その目的をあまり理解していない状態でコーポレートブランディングを実施しても、思うような効果は得られないかもしれません。

今回は、コーポレートブランディングの成功事例を取り上げて、どのような効果を発揮するのか解説していきます。

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コーポレートブランディングとは?

コーポレートブランディングとは、ステークホルダー(株主、取引先、従業員、行政、地域社会などの利害関係者)と共有したい企業イメージのことをいいます。コーポレートブランディングは、企業風土や価値観、伝統、文化といった複数の要素から成り立っています。

そのような社会的意義や姿勢を世の中に明確に示すことで、その企業ならではのイメージをステークホルダーに広めていきたいわけです。

しかし、一般的にコーポレートブランディングが世間に浸透するまでには時間がかかるため、長期的な計画・戦略が必要とされます。

では、コーポレートブランディングの目的とは、いったい何なのでしょうか。有名企業の成功事例とともに、詳しく見ていきましょう。

事例①Apple

Appleは、アメリカのカリフォルニア州に本社を構えるIT企業です。リンゴマークのロゴでもお馴染みですよね。Appleにおけるコーポレートブランディングは、デザイン性とユーザビリティを組み合わせたものとなっています。

Appleの製品といえば、スタイリッシュでデザイン性に優れていることを特徴としますが、今やこのイメージは世界中に浸透しているといっても過言ではありません。

消費者はAppleの製品を購入することで、自分の感性にマッチしたスタイリッシュな商品を得られたことに満足感を覚えます。

また、Appleは、ユーザビリティにこだわった製品作りでも広く知られています。消費者の目線に立って、使いやすさや快適さを徹底的に追及した結果、世界中の人々から指示されるヒット商品を数々生み出してきました。

このような過去の実績により、Apple製品に対する期待値や信頼は確固たる地位を築いたといえるでしょう。

今では、新商品が発表されるたびに大きな注目を集めていますよね。以上のようにAppleは、品質や性能、ユーザビリティといった実利的な価値と、デザイン性という感性的な価値をコーポレートブランディングによって確立させたのです。

事例②株式会社タニタ

株式会社タニタは、体重計などの計測器を販売している企業です。健康に深く関連している企業というイメージが強いかもしれませんが、コーポレートブランディングに成功する前は、実はたいして特徴のない企業だったそうです。

タニタにおけるコーポレートブランディングでは、消費者の幸せな生活に焦点を当てて、「健康づくりに貢献する」という社会的意義を広く発信しました。大きな話題を呼んだ「タニタ食堂」は、このコーポレートブランディングの戦略の一つとして作られたものです。

また、タニタのホームページでは、タニタの製品によって健康をどのように実現させるのか、そういった健康関連のコンテンツが目立ちます。

このコーポレートブランディングによって、消費者は実生活を通して健康的な生活を体感し、タニタが掲げる社会的意義に多くの人が共感を覚えました。

消費者の幸せに着目したコーポレートブランディングは、競合他社と差別化を図ることができ、独自の価値を築くことができるのです。

コーポレートブランディングの目的を理解してブランド価値を築き上げよう

コーポレートブランディングに成功すれば、競合他社と差別化を図れることはもちろん、さまざまなメリットが期待できます。

同じような商品が存在する場合、消費者は企業イメージが明確な方を選ぶ傾向にあります。

また、プラスの企業イメージが世の中に浸透すれば、新製品・サービスも販売しやすくなります。

ただし、効果が表れるまでには時間がかかるため、中長期的なプランを立てるようにしましょう。

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