パソコンに加えてスマートフォンやタブレットなど携帯端末の普及によって、ロゴデザインを目にする機会が増大してその重要性が非常に高まりつつあります。
一方で、ロゴの持つ性質や特性、強み自体は基本的にほとんど変わっていないのも事実です。
ここでは、ロゴデザインの持つ役割や性質を踏まえつつ、作り方・考え方について解説していきます。
ロゴが持つ役割や性質
ロゴマークが持つ役割は主に企業・個人や商品の顔、つまり「第一印象」です。一般的には人間はテキスト情報よりも色や形による情報の方が認識および記憶を定着させるのが早いとされており、企業や個人の名前と一緒に最初に出会うセクションと言えるでしょう。
場合によっては、ロゴデザインを先に目にするケースもあるかもしれません。会社やブランドの顔であり、さらには他の企業との相違点を明確に分けるという特徴も持ち合わせています。
事業や業種・ジャンルに関してや、会社のビジョンを明確にする要素があるのも大きな特徴です。
例えば、コーヒーカップやパンがロゴデザインに含まれているだけで、どんな業種のお店やブランドかすぐに想像が付きます。
さらに、カラーリングが落ち着いたものであればクールなイメージ、丸く柔らかいデザインを採用していればアットホームかつ地域密着型の企業のイメージなど、デザインによって人々に与える印象を操作することも可能です。
ロゴデザインを生み出す上で重視したい基本的なポイント
ロゴデザインの考え方のポイントとして、メッセージ性が挙げられます。
街やWebサイトでよく見かけるロゴは、どれもすぐに企業のイメージや業種・ビジョンが想像しやすいものになっています。伝えたいメッセージや印象、情報が一目で分かるかどうかを吟味しながら生み出すべきです。
加えて、「この企業にしか持っていない特性」を示す独自性を表現した上で、ロゴデザイン自体もオリジリナリティの高いものでなければなりません。
類似したロゴデザインを作ってしまうと、それを掲げる企業の商品まで模倣品であるかのような誤解をユーザーに与える恐れがあるからです。
これに加えて、覚えやすいシンプルなデザインであることも重要です。発信する側は一つでも多くの情報を伝えたいと思いがちですが、複雑なロゴほど認識されにくくなります。
情報を最小限にまで絞り込んで、確実にユーザーに伝わるように心がけましょう。ただし、シンプルにするほど類似するデザインが増えてくるため、他の要素とのバランスを取りながら調整していく必要があります。
また、実用性という観点から、異なるサイズや環境においても機能する「再現性」も重視すべきポイントです。
ロゴを縮小した際に潰れないか、布地やプラスチックなど他の素材に印刷できるかなども考慮しなければなりません。
より有用性を高める上で注意したいポイント
ロゴデザインの基本的な部分を押さえた上で、さらにブランドの持つ業種やイメージを盛り込みます。企業のコーポレートカラーを取り込むのはもちろん、業種や商品を想起させるデザインを取り込みます。
企業の持つ理念・コンセプトやその歴史、ストーリーが浮かぶようなデザインも必要です。また、デザインには流行り廃りがありロゴにも時代性がつきものですが、より長く使い続けることができる普遍的なデザインにすべきという点も忘れてはなりません。
トレンドに惑わされるとロゴデザインの寿命が短くなりがちで、反対に古過ぎると同業他社のデザインと並べた時に浮いてしまうため上手くバランスを保ったデザインを心がけましょう。
「どんなイメージをどう伝えるか」をイメージしよう
ユーザーが最初に企業と接点を持つファクターであるロゴデザインは、企業の第一印象を決定する「顔」です。
伝わりやすさやイメージのしやすさ、オリジナリティといったデザインの基本的なポイントを押さえつつ、どんな商品やサービスを提供してどういったイメージ・ビジョンを持った企業であるのかを想起させるようなデザインを目指すことが重要です。