ビッグデータの活用に大きな注目が集まっています。そもそも、ビッグデータとは、動画データや音楽データ、テキストデータなどのありとあらゆるデータのことです。
人々が普段、何気なく行う買い物や飲食などの際に使われるポイントカードやクレジットカードなどから集められた情報が基になり、有効に活用されています。詳細について見てみましょう。
広がりを見せるビッグデータ活用
ビッグデータの活用が大きく求められる時代を迎えました。とりわけ、中小企業にとってはビッグデータをどれだけ上手く使いこなせるかによって、会社の命運が左右されるといっても言い過ぎではないでしょう。
そもそも、ビッグデータとはありとあらゆる分野で統計を取得する際に使用される膨大な数のデータのことです。動画データや写真データ、テキストデータなどと数を挙げれば、キリがないほどの量になります。
このビッグデータの利便性や可能性にいち早く目をつけて自社のビジネスへの活用を進めているのが、MicrosoftやIBMといった大手企業です。
一部の大手企業には、ビッグデータに秀でた企業を買収するなどといった動きも見られるなど、ビッグデータへの関心の高さは徐々に増していると言えるのではないでしょうか。
いつもの買い物やグルメから！
ビッグデータの活用が大きく広がりを見せているのは、それだけ、多くのビジネスにとって優位性やメリットがあるからです。
資本力やスケールメリットを持つ大企業が、挙ってビッグデータの活用に注力していることにも納得ができるのではないでしょうか。ビッグデータの情報収集については、実は人々の生活の身近なところにあります。
例えば、現在では多くの人に親しまれているFacebookやamebaなどのSNSなどを通して、ビッグデータの情報が蓄積されます。
また、コンビニやスーパー、ドラッグストアなどはもとより、ファミレスやファストフード店などでのショッピングや飲食の際の情報も同様です。何気ない毎日の生活を通して私たちの情報が集められています。
ユーザーの好みの傾向をいち早く察知
ビッグデータが浸透することで、私たちの生活は極めて便利なものとなってきました。
ビッグデータを活用した取り組みの例としては、スマホやタブレット、パソコンなどを使う人が、「どのような商品やサービスを好む傾向にあるか」などの情報をビッグデータを使って、分析しています。
これらの分析によって、それぞれのユーザーの好みの傾向を察知し、ユーザーにとって有益な情報を優先的に配信するなどの取り組みが可能です。
既にこの取り組みは行われており、サービスを提供する事業者はもとより、ユーザーにも好評です。
「自分の好みの商品やサービスばかりの情報が送られてくるから嬉しい」や「閲覧の手間が省けて良い」などといった好意的な意見が多く寄せられています。
想像以上に有用な情報も
ビッグデータの活用が求められるのは、資本力やスケールメリットを持った大企業だけではありません。
むしろ、これからの成長や発展を目指す中小企業にとって重要と言えるのではないでしょうか。
ビッグデータの導入にあたっては、特段のスキルやノウハウは必要なく、コスト面においての負担もそれほど大きなものではありません。
一方、そこから得られる情報については、ビジネスを成功に導くためには有用なものが多いとされます。
ネットでの買い物の際のデータが蓄積されたレコメンド機能や電子マネー、ポイントカードなどからの情報がサービス提供者にとって極めて貴重な情報となります。
重要性を増すビッグデータ
ビッグデータの活用が求められるのは、大企業だけにとどまりません。中小企業やスタートアップ、ベンチャーなどのこれからの成長を目指す企業にとって有用と言えるのではないでしょうか。
ビッグデータを活用することで、従前のような手当たり次第の営業活動ではなく、電子マネーやポイントカードなどの履歴を基に、ターゲットを絞り込んでの取り組みができます。